
私が同志社大学を選んだのは「同志社が京都にあったから」である。
そのため、関西大学や関西学院、東京のMARCHのことは全く頭になかった。
しかし、「京都」をキーポイントに探したとき迷ったのが「同志社と立命館のどちらにするか」であった。
大学は「住みたい場所」で選ぶ
「行きたい大学」も「大学で学びたいこと」も特になかった私は、志望校を「住みたい場所」で選んだ。
最低でも4年はそこで暮らすのであるから、大学(キャンパス)のある場所は非常に重要である。
同じ同志社でも、奈良寄りのド田舎に位置する京田辺キャンパスなど、地方から京都を夢見て出てきた受験生を「地元より田舎だった・・・」と絶望させるパターンも珍しくない。
大学選びの際はもう一歩踏み込んで、志望する学部がどのキャンパスかまで考慮することが必須である。
私が住みたい場所として考えた際、かつて住んでいた「京都」以外の場所は思いつかなかった。
同志社と立命館の違いは?
京都の私立大学で選んだ際、偏差値的にほぼ変わりのない同志社と立命館のどちらかで悩んだ。
両大学のイメージや学生層など全く分からなかったので、実際にキャンパスを見比べて決めることにした。
私が国公立大志望から私立大志望に変更した夏の時期には、既に両大学のオープンキャンパスが終わっていたため、個人的にキャンパスへ行き勝手に見て回ることにした。
ネットや本からの情報も役立つが、自分の人生に大きく関わるものであれば、自分の目で見て実際にその雰囲気を肌で感じて判断することが非常に重要である。
同志社を選んだ理由
私が同志社を選んだ理由は以下3つである。
(1)立地が良い
立命館の衣笠キャンパスは、同志社の今出川キャンパスと比べてアクセスが悪い。
キャンパス周辺に飲食店も少なく、地下鉄も近くに走っていないため、通学には自転車以外ではバスを使わなければならない。
一方の同志社今出川キャンパスは、地下鉄の駅が真横にあり、飲食店も多い。
すぐ隣には広大な「御所」もあるため、散歩する場所としても適している。
(2)学生の外見がスマート
これは私が両大学にたった数時間滞在して観察した感想に過ぎないので、学生全てがということではない。
その上で、立命館の学生は、ヤンキーからオタク、ギャル、真面目そうな学生まで多種多様な人種が揃っているような印象を受けた。
一方の同志社は、見た目が洗練されたスマートな学生が多くを占めている印象を受けた。
実際に入学してからも、明らかに金持ちであることが明白な内部生や、ブランド物に身を固めたお嬢様のような女子大生をあちこちで見掛けた。
当時完全に根暗な田舎者であった私は、立命館の方が自分自身の居場所としては「あっている」気もしたが、地元を離れる上で「自分を変えること」を1つ意識していた私は自分が惹かれる学生のいる大学を選択した。
(3)伝統的な雰囲気
立命館、同志社の順に回ったが、同志社のキャンパスに足を一歩踏み入れた瞬間、「同志社だな」と自分の中で9割方決まった。
その理由は、重要文化財に指定された校舎を始めとした「大学の伝統」を感じさせるキャンパスの雰囲気であった。
正門から入って通りを挟むように配置された赤レンガの校舎群、ミッション系大学ならではのチャペルなど、「ここで4年間学びたい」と私に感じさせるには十分であった。
一方の立命館は、伝統の同志社とは対照的な「最先端」をイメージさせるキャンパスであった(名称は分からないが、美術館の建物のようなやけに尖った独特な校舎を見掛けた)。
どちらで学びたいかを考えた際、私は「伝統」を選んだ。
まとめ
自分で考えて決めたのであれば、同志社にしろ立命館にしろどちらでも構わない。
大学を決める上で大事なのは、実際に現地に行って目で見て確認することである。
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