
私は「大阪市立大学(理学部物理学科)」に後期試験で合格しました。
私が通っていた高校は一応「進学校」だったのですが、半分以上の生徒は専門学校などに進学しており、学力は全国で平均レベル、あるいは平均レベル以下でした。
実は私は高校2年生まで大学に行く気は全くありませんでした。
受験結果
大阪市立大学(理学部)◎
大阪大学×
大学進学を意識するも・・・
私は高校時代を通して、数学と理科が「ずば抜けて」得意でした。
そのことから、高2の文理コース選択のときに特に深く考えずに理系を選択しました。
私は当時大学に行くつもりはなかったのですが、理系クラスのほとんどは大学進学を考えているようでした。
そのため、私も大学進学について徐々に興味を持つようになっていきました。
ただ、先生から「勉強すればもっとできるのに」と言われはするものの、あまり勉強する気にはなりませんでした。
高2の終わりに偏差値60
そして、高校2年生の3学期の進研模試のときに転機が訪れました。
以前から高校で受けさせられていた進研模試ですが、教科は「国数英」の3教科で、国語と英語が苦手な私はそれまできちんと受けたことがありませんでした。
3教科合計の偏差値も55前後。
しかし、高校2年生の3学期に受ける進研模試は5教科7科目の全科目をさせてもらえるという話。
数学、理科、社会が得意だった私は、今回だけ本気で進研模試を受けてみようと初めて真面目に受けてみました。
その後、結果が返ってくるといつも英語の偏差値は40以下だったにもかかわらず、5教科7科目の偏差値は60前後ありました。
正直これだけ良い成績が取れるとは思っていなかったので、自分自身でも驚きました。
そして、英語が全然できないにも関わらず、全体でこれだけの成績を残せているのであれば、英語の成績さえ上がれば良い大学に行けるのではと考えるようになりました。
この時期、ちょうど担任との面談があり、「今の時点でも良い大学には行けるけれど、英語を勉強すればもっと良い大学に行ける」とアドバイスされたことを受け、勉強に対して非常にやる気が出るようになってきました。
センター試験までの勉強方法
しかし、親は大学に行くことには反対で、家の経済的にもとても私立の大学に行けるような経済力はなかったため、国公立の大学を目指しました。
大学に行くこと自体を親に反対されていたので、もちろん塾や家庭教師などは利用していませんでした。
しかし、塾には行かずに国公立の大学を目指している友達が2人いたので、春休みから私と友達の3人で一緒に地元の図書館の自習室で勉強しました。
私は春休みに苦手な英語を克服しようとして、英単語や文法を必死で勉強しました。
この英語の苦手克服のための勉強は夏休みまで続け、偏差値も40以下から45前後まで上がりました。
ずっと英語ばかりを勉強していたため、本格的な受験勉強を始めたのは夏休みの後半から。
それから12月まで、英語6割、2次試験対策用の理数科目(数学、物理、化学)を4割の割合で勉強しました。
12月までセンター試験に向けた勉強はあまりしなかったので、英語の偏差値は上がったものの、5教科7科目の偏差値は変わらず60前後でした。
そして、12月からセンター対策の勉強を開始。
行きたかった大学のセンター試験の配点は、得意な理数科目は少なめ、文系科目の配点は高めであったため、文系科目中心で勉強しました。
理数科目についてはすでに9割前後の点数が取れているということもあり、特にセンター対策はしませんでした。
大阪市立大学へ進学
そして、センター本番。
国語以外の科目は予想通りの点数だったのですが、国語は古典、漢文が全くできず、まさかの自己最低点をとってしまいました。
そのため、第1志望の大阪大学は受かるか、受からないか微妙なラインに・・・。
しかし、第2志望の大阪市立大学の過去問を解いてみたところ、後期試験で十分に合格できる自信があったので、前期試験では大阪大学を受験することに決めました。
2次試験まで理数科目は過去問や問題集を解き、英語は過去問の和訳、英訳、英作文の問題を実際に解いたものを学校の英語の先生に見てもらい、その都度、教えてもらいながら勉強を進めました。
しかし、結果的には大阪大学には落ちてしまい、後期試験で受かった大阪市立大学に進学しました。
最後に
今になって思うと、もっと早くから英語を勉強していればよかったなと思います。
特に国数英はなかなか伸びない教科なので、国数英の苦手は早めに潰しておくことが何より大事です。
また、国公立大学に合格するためには塾などに通わないといけないのではないか、と考えている人もいると思いますが、塾に行かずとも国公立大学に合格している人は沢山います。
塾に行っているかどうかよりも、最終的には本人の頑張り次第です。
また、経済的な理由で大学進学を諦めようと思っている人も国公立大学であれば、奨学金というお金を借りることで十分授業料を払えます。
親に大学進学を反対されている人は諦めず、自分が大学に進学したいという意志をはっきり伝えて、受験勉強を頑張ってください。
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