「小論文」対策!時間測定と法的三段論法について

【慶應大学合格:男性】

「小論文」が受験科目にある皆さん!

どのようにして小論文の問題を解いていますか?

今回は、小論文の「論理構成」について解説したいと思います。

 

「無計画」小論文は嫌われる!

小論文を勉強し始めた頃の私はこんな感じでした。

時間も限られているから、いろいろ考えている暇はないし・・・。

とりあえず、何か書かないといけないから思いついたことから書き始めるか・・・。

あれれ、時間がない!

どうしよう・・・。

提出された答案は、話が脈絡もなくあちこちに飛んで、最後は書きかけで終わっています。

これでは、思いつくままにいい加減に書いたことがバレバレ。

とても合格答案とはいえないでしょう。

実は、皆さんが思っている以上に、「思いつき・無計画」というのは嫌われます。

大学の教授は、長い時間をかけて研究し、成果を出さなければなりません。

毎年、どのような計画でどのあたりまで進んでいるか、報告する必要があります。

行き当たりばったりでは、研究予算ももらえないのです。

一般企業に就職するにあたっても、計画性のない学生は採用されにくいもの。

大学としては、できるだけよい企業に多くの学生を就職させ、大学の評判を高めたいと考えます。

できるだけ計画的な受験生を合格させたいというのは、当然のなりゆきなのです。

 

とりあえず時間測定!

でも、心配しないでください。

これから、計画的に文章を書く練習をすればよいのですから。

では、どうやったら、制限時間内に計画性を示す文章が書けるのでしょうか。

まず、普段の勉強時間に、自分の文字を書くスピードを測定します。

正確に測定するため、小説でも教科書でも何でも構わないので、他人の文章を丸写ししてみましょう。

何分間に、何文字書けるか、測定します。

次に、志望校の小論文出題傾向を分析します。

どのような問題が出て、試験時間は何分か、書かなければならない文字数は何文字程度なのか。

さきほど測定した文字を書くスピードをあてはめ、完成塔案の文字数を書くために最低限必要な時間を計算します。

答案作成時間が算定できたら、それに余裕時間を加え、残り時間を出します。

それが、答案の内容を計画するために使える時間になります。

例えば、100分の試験時間で、答案作成にどうしても必要な時間が60分の場合。

余裕時間が15分とすれば、これを加えて75分。

残りの25分が、計画に使える時間です。

 

「法的三段論法」って何?

では、この計画の時間に、どのような作業を行えばよいのでしょうか。

仕事で使う文章は、自分の考えを明らかにすること、相手を説得することが求められます。

思いつくままに話している人、明確な根拠のない人、始めと後で話が矛盾している人は、説得力がありませんよね。

そうです!

きちんと筋道を立て、詳しく具体的に根拠を示し、論理一貫していると説得力が出るのです。

ここで、最も説得力の出る方式、「法的三段論法」が使えるように練習してみましょう。

法的三段論法とは、法律実務で使われている方法ですが、経済や科学など、他の分野でも有効なものです。

第一に、問題提起。

問題文から、何が問題になっているかを拾い出します。

第二に、規範定立。

問題提起した件について、一般的に解決できる方法を考えて記述します。

第三に、あてはめ。

一般的に考え出した規範が問題提起したものにあてはめ、これが使えるということを証明するのです。

 

「法的三段論法」の具体例

では、具体的な例をあげて説明しましょう。

「環境保護と経済発展の調和について述べよ」という問題が出たとします。

抽象的な問題文なので、問題提起にもっていくには、自分で問題を具体化する必要があります。

ここでは、「環境保護を訴える先進国と、経済発展を優先させたい新興国の対立がある」という点を問題提起として、クローズアップしてみることにします。

規範定立では、この対立を調和させ、解決するのに必要な方法について考えてみます。

考えついた方法は、温暖化ガスの排出枠など、環境項目を数値化して、各国の事情に合わせて割り当てるということだったとします。

最後に、あてはめとして、先進国であるA国、B国、C国と新興国であるD国、E国、F国にどのように配分するかという内容を書きます。

以上を、問題用紙の余白にメモします。

これが25分以内に出来上がったら、答案用紙に書き始めます。

きっと、自分でも驚くほど筆が進むことでしょう。

書いている間に考えなくて済むので、文章を丸写しするのに近い時間で書くことができると思います。

ポイントは、書いている途中で「この論理構成でよかったかな?」と思っても、そのまま書き進むことです。

制限時間内に初めて見る問題を論じるのですから、完璧なものができるはずもありません。

無理に後で修正して、今まで書いたところと矛盾するより、多少強引でも筋が通っている方が印象がよいのです。

あとで、「?」にならないためにも、書き始める前にしっかり見直しておくことが大切です。

 

最後に

これで、小論文もこわくない!

たくさん書く練習をして、得意科目に加えてやってくださいね。

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