
【東北大学合格:男性】
私は「商業高校」出身です。
当然ながら進学校と呼べるような高校ではなく、国立大学に入る生徒はほぼいませんでした。
私は高校卒業後、1浪を経て東北大学に合格しました。
その経験から、大学受験、特に浪人生活において重要だと感じたことについて解説したいと思います。
現役時代のセンター結果は4割
私は現役時代、商業科目の勉強をしながら大学受験の勉強を行っていました。
勉強時間は圧倒的に足りず、その結果センター試験は悲惨な結果に終わり、合計点数は4割程度でした。
ちなみに、第1志望は東北大学です。
もちろん、どこの国立大に出しても合格することは難しかったのですが、両親に「二次試験の雰囲気だけでも見てきなさい」と言われ、第2志望であった東京農工大学の二次試験を受けました。
結果は当然ですが、不合格・・・。
そして、浪人を決めました。
浪人生活で最も重要なこと
浪人する上で私が1番大切だと思うことを最初に書きたいと思います。
「自己管理」を徹底することです。
塾や家庭教師に頼っている方はどうかわかりませんが、在宅浪人をしている方は自己管理が難しいと思います。
浪人する前から自己管理が1番のネックになると思っていた私は、最初に大雑把なスケジュールを立てました。
立てたのは、年間スケジュール、月間スケジュール、週間スケジュール、1日のスケジュールです。
自分で予定を立てる際、無理な予定を立てがちになるので、母校や予備校の信頼できる先生に見てもらうのが良いでしょう。
私の場合、無理なスケジュールを組んでいたため、予定を大幅に変更しました。
スケジュール例
私の立てたスケジュールの一例をご紹介します。
【年間スケジュール(3~5月分)】
■数学:ⅠA~ⅢCまでの基礎を固める。
■英語:単語、文法をマスターしていく、7割完成したら構文解釈を並行して行っていく。
■物理:ⅠとⅡの基礎問題集を正答率100%になるまで解きなおす。
■化学:理論の範囲と無機の範囲を並行して行う。特に理論は周りが落とす問題が多いため丁寧に
【月間スケジュール(4月分)】
■数学:白チャートの基礎問題をⅠAⅡをマスターする。
■英語:システム英単語1周する。ネクステージを文法関係代名詞までやる。
■物理:物理のエッセンス力学をマスターする。
【週間スケジュール】
月間スケジュールをこなせるよう、月曜日から金曜日はひたすらスケジュール通りに進める。
土曜日、日曜日は復習。
※個人的に復習する日はかなり重要だと思っています。
特に在宅浪人の場合は、予備校や塾のように確認テストをしてくれる人がいないので、しっかり自分で行う必要があります。
復習を行った回数で理解力は格段に違ってきます。
【1日のスケジュール】
起きてから:暗記科目(寝ぼけ頭に理論系をやっても効果は薄いため)。
朝食後:理論科目。
昼食後:暗記科目(食事後、体のエネルギーは臓器系に使用されるので集中力が散漫となるため)
15時から:理論科目。
夕食後:暗記科目。
21時から:理論科目
就寝前:暗記科目
モチベーションを維持する方法
受験生にとってモチベーションを維持するのはとても大切です。
私も維持するのにかなり苦戦した人間なので、維持するために行っていたことを紹介します。
志望校の情報に触れる
まずは、自分の行きたい大学のサイトをブラウザのトップページにしました。
当たり前の事ですが、大学のサイトには大学紹介がのっています。
学部の説明や学生生活についてありとあらゆる情報が載っています。
それを読んで自分が志望校に合格し、キャンパスを闊歩するのを想像しモチベーションを上げていました。
大学パンフレットの配布が開始されたら即、取り寄せることをお勧めします。
パソコンで見ているとついつい他の事も気になり、終いにはまったく関係ない所に脱線してしまう危険性もあるので、その点には注意してください。
月数回の休息日
次は、月2回ぐらいの休息日を作ることです。
人間根詰めると作業効率が信じられないほど落ちます。
ですので、定期的に休息日を作りましょう。
私の場合はカラオケが好きなので休息日にカラオケに行っていました。
休息日の利点はストレス解消だけでなく、休息日に向け闘志を燃やせる所にもあります。
来週は大好きなカラオケに行けるそれまでにノルマを達成して気持ちよくカラオケに行こう!と言った具合です。
ただし、休息日を取る上でノルマを達成せずに休息をしてしまうと何も変わってない現状を見て卑屈になってしまうので、注意した方がいいです。
それと、休息日とは言えまったく勉強しないのは危険です。
数学や英語などは1日やらないだけでも感覚が薄れてしまう危険性があるので少しでも触れておくのが無難です。
後悔した点
最後に、私が浪人生活において後悔した点について。
夜型の生活を長々と行ってしまい、見事に生活習慣が崩れました。
生活習慣だけで言えば、高校に通ってた頃の方が圧倒的に整っていました。
夜型人間になると体内時計がそれに慣れてしまうため、集中する時間のピークがずれてしまいます。
試験本番を見越した上で生活習慣を整えることをお勧めします。
最後に
以上が私の浪人体験です。
多少なりとも参考になれば幸いです。
受験生の皆さんが志望校に合格することを切に願っています。
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